目次

尾崎紅葉 著『二人比丘尼 色懺悔』
(新著百種第一号)

月岡芳年 装画 袋付き 
明治22年4月 吉岡書籍店 発行 
石版刷り表紙・四六判・洋紙仮綴じ本 102頁

金沢の実家で、泉鏡太郎(鏡花)が本作を読み大きな衝撃を受け生涯を決めるきっかけとなった、後の師・尾崎紅葉の処女出版。

書 名:『二人比丘尼色懺悔』
著 者:尾崎紅葉
装 丁:不詳
造 本:角背仮表紙本 四六判
表 紙:洋紙に石版画
刊 行:明治22年4月1日
発 行:吉岡書籍店
外 装:筒形袋(和紙)
備 考:明治22年4月、金沢の友人下宿において
    尾崎紅葉『二人比丘尼 色懺悔』を読み衝撃を受け、
    文学に志す。
    同年11月 紅葉の門下に入ることを志して
    上京するものの門を叩けず過ごす。
    後の明治24年10月19日、
    自作原稿持参で牛込の紅葉宅を訪ね、
    書生として入門を許され「鏡花」の号を授かった。

『活人形』(探偵小説 第十一集) 
処女出版

外装不詳(未見) 明治26年5月 春陽堂 発行 石版刷り表紙・菊判・洋紙仮綴じ本 98頁

書 名:『活人形』(探偵小説 第11集、処女出版)
装 丁:不詳
造 本:角背糸綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に石版刷り
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治26年5月3日
発 行:春陽堂
外 装:未確認(外装無し完本と言われているが、
    同時代の他書籍の造本から、
    おそらく筒形袋があったと思われる)
備 考:本叢書は、後に数編をまとめた合本(丸背堅表紙洋本)
    が存在する。
     (詳細については、別項目で記載。)

『侠黒児』(少年文学第十九編)
尾崎紅葉 合著 
附録として泉鏡花「金時計」収録

表紙・見返し・口絵  和紙木版刷り 袋付き 明治26年6月 博文館 発行 四六判洋紙康煕綴じ本 123頁

書 名『侠黒児』(少年文学 第19編)
著 者:尾崎紅葉 付録として泉鏡花「金時計」収録
装 丁:無署名
造 本:四六判 康煕綴じ和本
表 紙:和紙に多色刷り木版画
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治25年6月28日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(木版刷り)
備 考:見返しに多色刷り木版画、本文用紙は洋紙
     裏表紙は藍色無地和紙

『海戦の余波』(幼年玉手箱十一編)
附録「警論談」収録

表紙・見返し・口絵  和紙木版刷り 袋付き 明治27年11月 博文館 発行 四六判洋紙康煕綴じ本

書 名:『海戦の余波』(幼年玉手函 11編)
作品名:「海戦の余波」「比喩談」
装 丁:永峰秀湖
造 本:四六判 康煕綴じ和本
表 紙:和紙に多色刷り木版画
刊 行:明治27年11月26日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:見返しに多色刷り木版画、本文は洋紙
     裏表紙は藍色無地和紙

『パノラマ』(幼年玉手函第十二編)
細川風谷 合著 
附録として泉鏡花「鬼の角」収録(署名・畠芋之助)

表紙・見返し・口絵  和紙木版刷り 袋付き 明治27年11月 博文館 発行 四六判洋紙康煕綴じ本

書 名:『パノラマ』(幼年玉手函 第12編)
著 者:細川風谷 付録として泉鏡花「鬼の角」収録
装 丁:永峰秀湖
造 本:四六判 康煕綴じ和本
表 紙:和紙に多色刷り木版画
筆 名:畠芋之助(泉鏡花)
刊 行:明治27年12月28日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(木版刷り)
備 考:見返しに多色刷り木版画、本文用紙は洋紙
     裏表紙は藍色無地和紙

『夏小袖』

書 名:『夏小袖』
著 者:尾崎紅葉
装 丁:不詳
造 本:角背正絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り木版画
刊 行:明治25年8月20日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:モリエール「守銭奴」の翻案。
     匿名の懸賞小説として出版された。
     筆跡等で出版関係者に訳者が知られぬよう、
     当時、尾崎紅葉宅の玄関番であった泉鏡花が、全編
     筆写した。
     紅葉筆元文・鏡花筆写本共に未発見原稿である。
     当初は、再版時に当選発表を行う予定であったが、
     好評であったため、再版にも投票用紙を添え、筆名はモリエール
     尾崎紅葉の名が記されたのは、3版からである。

『餅むしろ』(叢書「春夏秋冬」冬の巻)

書 名:『餅むしろ』(叢書「春夏秋冬」冬の巻)
作品名:「聾の一心」
著 者:川上眉山、泉鏡花、細川風谷、川上思案、江見水蔭
装 丁:彩色木版画折込み口絵
造 本:角背仮綴じ本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り木版画
刊 行:明治28年1月15日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:後に、秋の巻「はつ雁」と、冬の巻「餅むしろ」の
    合本、『春秋の巻』明治29年8月
    (角背絹糸大和綴じ仮表紙本)が刊行。
     それぞれの口絵を巻頭に収録。

『なにがし』

書 名:『なにがし』
作品名:「予備兵」「義血侠血」
著 者:泉鏡花
筆 名:尾崎紅葉
装 丁:彩色木版画折込み口絵
造 本:角背絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り木版画
刊 行:明治28年4月28日
発 行:春陽堂
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:金沢の実家での度重なる不幸のため、
     困窮に喘いでいた鏡花を助けるため、
     師・尾崎紅葉が、鏡花の作品を
     紅葉の名前で出版した作品集。

『和洋礼式』(日用百科全書 第1編)

書 名:『和洋礼式』(日用百科全書 第1編)
作品名:「起居動作」「礼式所感」
著 者:泉鏡花 他
装 丁:彩色木版画折込み口絵
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り石版画
刊 行:明治28年5月18日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:貧困に窮していた鏡花が、師・尾崎紅葉の計らいで、
     硯友社員である、博文館主・大橋乙羽を頼り、
     本叢書の編集員となり、鏡花も一文を寄せた。
     本叢書の第6編『衣服と流行』にも、
     鏡花「当世女装一班」が収録されている。
     また、同時代作家・樋口一葉の生前に
     上梓された本は、
     本叢書中の一冊『通俗書簡文』だけである。

『与つ乃緒(四の緒)』

書 名:『与つ乃緒(四の緒)』
作品名:「鐘声夜半録」
著 者:川上眉山「左褄」、
    尾崎紅葉閲/泉鏡花著「鐘声夜半録」、
    尾崎紅葉「鷹料理」「三箇条」、
    広津柳浪「白百合」
装 丁:和紙に多色刷り木版折込口絵
造 本:角背絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り木版画
刊 行:明治28年7月29日
発 行:春陽堂
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:金沢で続いた災いのため帰郷中の鏡花が執筆した作品、
    「鐘声夜半録」を読んだ師・尾崎紅葉が、
    弟子の、ただならぬ心中を察し計らい出版した作品集。

『衣服と流行』(日用百科全書 第6編)

書 名:『衣服と流行』(日用百科全書 第6編)
作品名:「当世女装一斑」
著 者:泉鏡花 他
装 丁:彩色木版画折込み口絵
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り石版画
刊 行:明治28年10月20日
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:師・尾崎紅葉の計らいで、貧困に窮していた鏡花が、
     硯友社員である、博文館主・大橋乙羽を頼り、
     本叢書の編集員となり、鏡花も一文を寄せた。
     同年の5月に、鏡花著作掲載の第1編『和洋礼式』が
   刊行された。
     同時代の作家・樋口一葉生前に上梓された本は、
     本叢書中の一冊『通俗書簡文』だけである。

『青年小説』(文藝倶楽部臨時増刊 第2巻第2号)

書 名:『青年小説』(文藝倶楽部臨時増刊 第2巻第2号)
作品名:「化銀杏」
著 者:泉鏡花、小杉天外、後藤宙外、田山花袋、小栗風葉、柳川春葉 他
装 丁:鈴木華村 彩色木版画折込み口絵
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り石版画
刊 行:明治29年2月
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)

『海嘯義捐小説』(文藝倶楽部第2巻第9篇 臨時増刊)

書 名:『海嘯義捐小説』(文藝倶楽部第2巻第9篇 臨時増刊)
作品名:「妙の宮」収録
著 者:泉鏡花 他
装 丁:写真版口絵
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り石版画
刊 行:明治29年7月
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)
備 考:明治29年に東北地方で発生した大津波・明治三陸海嘯の
    被災者支援のため当代名士に「海嘯義捐小説」への
    投稿を呼びかけ、急遽出版した雑誌増刊号。
    呼びかけが6月27日で締め切りが7月3日という
    超短期間であったにも関わらず、70の投稿が集まった。
    たまたま釜石港業務滞在中に被災を目撃した
    森鴎外、尾崎紅葉などの実況談が七割。
    海嘯とはまったく関係ない作品が3割と、
    ドタバタの編集で組み上げたアンソロジー。
    鏡花の「妙の宮」も、津波とは無縁の作品となった。

『冠彌左衛門』

書 名:『冠彌左衛門』
著 者:泉鏡花
校 閲:巌谷小波
装 丁:多色刷木版画折込口絵
造 本:角背絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り木版画
刊 行:明治29年9月30日
発 行:田中宋栄堂(大阪)
外 装:未見(おそらく袋付き)
備 考:鏡花の事実上の処女作品「冠彌左衛門」の元版単行本。
    明治25年10月から11月にかけて、
    紅葉の玄関番であった鏡花が、師の図らいで、
    硯友社友であった巌谷小波が編集者として務めていた
    京都日の出新聞社へ連載した作品。
    連載後の不評によっての打ち切り要請に対し、
    師・紅葉の小波への説得と
    鏡花への指導・校閲によって完結に至った。
    後の明治27年に、本作が加賀北陸新報に転売・再連載
    されたことも、師・紅葉の斡旋と言われている。
    本書は、大阪の宗教関連書出版社より上梓された、
    最も入手困難な、泉鏡花希少本中の一冊。
    後に、東京朗月堂が版を譲り受けた、
    異装再版本を出版されている。

『小説六佳選』(文藝倶楽部第2巻第13編 臨時増刊)

書 名:『小説六佳選』(文藝倶楽部第2巻第13編 臨時増刊)
作品名:「龍潭譚」
著 者:泉鏡花、
    「蝶ちゃん」小杉天外、「ひと吹雪」中村天蓉、
    「浅瀬の波」広津柳浪、「失恋詩人」小栗風葉、
    「夫婦巡礼」江見水蔭 他
装 丁:彩色木版画折込み口絵
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に多色刷り木版画
刊 行:明治29年11月
発 行:博文館
外 装:筒形袋(和紙に木版刷り)

『新派俳家句集』

書 名:『新派俳家句集』
装 丁:多色刷木版画折込口絵
造 本:角背仮表紙本 四六判
刊 行:明治30年11月(元版)
発 行:白鷗社
外 装:未見
備 考:鏡花序文、原版譲渡、異装本複数あり。
    版によっては、序文無きものもある。
    (詳細は後に別途で記述)

『七本櫻』

書 名:『七本櫻』
装 丁:多色刷木版画折込口絵
造 本:洋紙に多色刷り木版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治30年11月
発 行:東華社
外 装:袋(和紙に多色刷り木版)
備 考:雑誌「新著月刊」第九号 臨時増刊

『髭題目』

書 名:『髭題目』
装 丁:多色刷木版画折込口絵
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治30年12月
発 行:博文館
外 装:袋(和紙に多色刷り木版)
備 考:雑誌「文芸倶楽部」第3巻第16編

『黄櫨匂』

書 名:『黄櫨匂』
著 者:尾崎紅葉、泉鏡花、中村雪後「佛症」
作品名:「ねむり看守」(もと「看守物語」)
装 丁:写真木版(新案申請中)折込口絵
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治31年1月1日
発 行:春陽堂
外 装:袋(和紙に多色刷り木版)

『ふところ子』

書 名:『ふところ子』
著 者:川上眉山「きみ子」、泉鏡花「絵日傘」
挿 絵:武内桂舟、水野年方
造 本:洋紙に石版画表紙、角背仮表紙本 菊半裁判
刊 行:明治32年1月1日
発 行:春陽堂
外 装:袋(和紙に木版刷り)

『錦帯記』

書 名:『錦帯記』
装 丁:鈴木華邨 多色刷り木版画見開き口絵
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、角背仮表紙絹糸綴じ本 菊判
刊 行:明治32年2月2日
発 行:春陽堂
外 装:袋(和紙に多色刷り木版画)

『花ふぶき』(田山花袋・小栗風葉との合著)

書 名:『花ふぶき』(田山花袋・小栗風葉との合著)
装 丁:不詳
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、菊半裁判
刊 行:明治32年6月(後に異装本2種あり)
発 行:新声社
外 装:不詳

『美文散文-白砂青松』

書 名:『美文散文-白砂青松』(合著)
収 録:「玄武朱雀」
装 丁:不詳
造 本:洋紙仮綴じ本 四六判
表 紙:洋紙に石版刷り
頁 数:326
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治32年
発 行:大学館
外 装:未確認

『湯島詣』

書 名:『湯島詣』
装 丁:梶田半古
造 本:角背絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に木版刷り
頁 数:
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治32年11月
発 行:春陽堂
外 装:袋(木版多色刷り)

『照葉狂言』

書 名:『照葉狂言』(作品集「照葉狂言」「五の君」)
装 丁:鈴木華邨
造 本:角背絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に木版刷り
頁 数:
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治33年4月
発 行:春陽堂
外 装:袋(多色刷り木版)

『夏模様』

書 名:『夏模様』(三井呉服店案内、尾崎紅葉合作「月下園」収録)
装 丁:不詳
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に石版刷り
頁 数:
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治33年6月
発 行:三井呉服店
外 装:不詳

『氷面鏡』

書 名:『氷面鏡』(三井呉服店案内、尾崎紅葉合作収録)
装 丁:不詳
造 本:角背仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に石版刷り
頁 数:
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治33年
発 行:三井呉服店
外 装:不詳

『創作苦心談』(合著)

書 名:『創作苦心談』
装 丁:不詳
造 本:角背仮表紙本 四六判
表 紙:洋紙に石版刷り
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治34年3月
発 行:春陽堂
外 装:未確認

『通夜物語』

書 名:『通夜物語』
装 丁:富岡永洗
造 本:角背絹糸大和綴じ仮表紙本 菊判
表 紙:洋紙に木版刷り
頁 数:
筆 名:泉鏡花
刊 行:明治34年4月
発 行:春陽堂
外 装:袋(木版多色刷り)

『小説 青燈集』(合著)

書 名:『小説 青燈集』
装 丁:不詳
造 本:角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治34年10月
発 行:文友館
外 装:不詳
備 考:東京新詩社編集

『三枚続』

書 名:『三枚続』
装 丁:鏑木清方、多色刷木版画見開き口絵
造 本:洋紙に多色刷り木版画表紙、角背大絹糸和綴じ仮表紙本 菊判
刊 行:明治35年1月
発 行:春陽堂
外 装:袋(和紙に多色刷り木版)
備 考:表紙図案に「此ぬし」と記された生地が描かれており、ここに所有者の名を書き込めるようにされている。

『黒百合』

書 名:『黒百合』
装 丁:多色刷木版画折込口絵
造 本:洋紙に多色刷り木版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治35年3月
発 行:春陽堂
外 装:袋(和紙に多色刷り木版)
備 考:

『めぐる泡』序文

書 名:『めぐる泡』
著 者:後藤宙外
装 丁:多色刷木版画見開き口絵
造 本:クロス風洋紙に箔押し表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治35年5月
発 行:春陽堂
外 装:カバー(和紙に多色刷り木版)
備 考:泉鏡花序文

『花がすみ』(合著)

書 名:『花がすみ』
装 丁:多色刷石版画折込口絵
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治35年9月
発 行:文錦堂
外 装:不詳
備 考:泉鏡花「花菖蒲」収録

『田毎かがみ』

書 名:『田毎かがみ』
装 丁:多色刷木版画折込口絵
造 本:クロス風洋紙に箔押し画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治36年1月
発 行:春陽堂
外 装:カバー(和紙に多色刷り木版)
備 考:鏑木清方装丁

『聖人か盗賊か』上偏・下偏(序文)

書 名:『聖人か盗賊か』
著 者:原抱一庵(翻訳)
装 丁:不詳
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治36年3月
発 行:古今堂
外 装:不詳
備 考:泉鏡花序文

『俳諧新潮』合著、尾崎紅葉(門下生)俳句書入れ本

書 名:『俳諧新潮』
装 丁:不詳
造 本:洋紙角背仮表紙本 四六判
刊 行:明治36年9月
発 行:冨山房
外 装:カバー(洋紙に石版刷り)
備 考:尾崎紅葉(門下生)俳句書入れ本

『換菓篇』(合著)

書 名:『換菓篇』
装 丁:不詳
造 本:洋紙角背仮表紙本 菊変形判(桝形)
刊 行:明治30年11月
発 行:博文館(十千万堂蔵版)
外 装:カバー(洋紙に石版刷り)
備 考:泉鏡花「薬草取」収録、病床にあった尾崎紅葉の門下生たちが、新作を寄せ合い上梓。見舞いの菓子に換えて贈るため「換菓篇」と名付けた。

『日露戦争絵はなし 仁川の巻』補遺

書 名:『日露戦争絵はなし 仁川の巻』
著 者:田中花朗
装 丁:筒井年峰
造 本:洋紙に多色刷り石版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治37年
発 行:
外 装:不詳
備 考:泉鏡花補遺

『三尺剣』(合著)

書 名:『三尺剣』
装 丁:不詳
造 本:洋紙に石版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治37年8月
発 行:国民書院
外 装:不詳
備 考:原口春鴻 編

『風流線』『続風流線』

書 名:『風流線』『続風流線』
装 丁:鏑木清方・鰭崎英朋 多色刷木版画見開き口絵
造 本:洋紙に多色刷り木版画表紙、角背仮表紙本 菊判
刊 行:明治37年12月、明治38年8月
発 行:春陽堂
外 装:袋(和紙に多色刷り木版)
備 考:

『伊勢の巻』

書 名:『伊勢の巻』
装 丁:鰭崎英朋 多色刷木版画口絵
造 本:クロスに箔押し表紙、丸背洋装本 菊半歳判変形
刊 行:春陽堂
発 行:明治38年10月
外 装:カバー(未見)
備 考: