<梁山泊百鬼夜行>

昭和44年(1969)4月、私がまだ8歳のころ、父・耕作は、京都伏見で暮らしていたイナガキ・タルホ邸を訪ねていた。

盟友・澁澤龍彦、そして舞踏家・土方巽らと。

その際の写真から数点。

 おぼろな記憶だが、土方巽が洛北の実家へ泊ったのは、きっとこの日の晩だったのでは。

「母からの話」

キッチン横の居間で寝ていた土方巽。

目覚めた直後に、掃き出しの窓から遠く市内を眺めて立小便。

「あー、爽快だあ!」

後ろには、寝小便の染みる敷布団が。

 後日、母の親友が、この布団を譲ってほしいと懇願していたそうな。

1件のコメントがあります

  1. 村岡英二

    生田耕作先生は偉大です。
    現在の日本の知識人に
    生田先生のような
    気骨ある人物は
    一人も居ません。

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